神様の科学問答




 
 科学万能というのは人間の傲慢です。科学は真理を捜し求める道であって、神の栄光を驚き仰ぎ見るべきものです。そのゴールとは神に出会い、神を知ること。なぜなら天地宇宙に満ちる全ての遺産は神から出ているからです。
 さて、クリスチャンはこの神のことを「全ての起源」という意
味において「父」と呼んでいます。「子(キリスト)」「聖霊」と
は区別されますが、これら3つにあって1つであるという教理
は三位一体という語でよく知られています。
 ところであなたは聖書が非科学的だと思い込んでいませ
んか?いえ、聖書には科学的事実や法則が述べられてい
ます。未だ人間が発見せず、理解できないからといって、そ
れを非科学的というのはおかしくありませんか?ある人は聖
書について超科学的だと言う人もいます。
 では、現代において理解されている科学的な聖書箇所
を幾つかご紹介しましょう。それらは遥か昔から聖書の中で
示されてきた事柄です。


 光の住む所に至る道はどこか。やみのあるその場所はどこか。(ヨブ記38:19)
英語欽定訳(KJV)では
 Where is  the way   where light dwelleth?  and as for darkness, where is  the place  thereof,
 「光の住む」に対して「闇の住む場所」とは何を示しているのでしょう?それは光が絶えず移動しているという事実です。しかも光速で。

 光が分かれる道はどこか。(ヨブ記38:24)
 これはプリズムの事。

 あなたはいなずまを向こうに行かせ、「私たちはここです。」とあなたに言わせることができるか。(ヨブ記38:35)
 これは電波の事。携帯電話で「京都の駅前にいるよ。」なんて言える時代になりましたね。

  ああ、神の目には月さえも輝きがなく、星もきよくない。(ヨブ記25:5)
英語欽定訳(KJV)では
 Behold even to  the moon  , and it  shineth not  ; yea, the stars are not pure in his  sight.
 th は現在完了形、すなわち未だかつて輝いたことがないという意味。これは月が自ら光っているのではなく、太陽の反射であることを聖書は昔から知っていたという事になります。キリストを信じる者の輝きは本人のものではなく、キリストの栄光によるものです。自分自身は絶望と死であり、ただ神により生かされるという啓示。自己啓発や他宗教は自分の内に光を見出そうとしますが、キリスト信者は自分の外に希望の光を見出します。

 神は北を虚空に張り、地を何もない上に掛けられる。(ヨブ記26:7)
 地球は宇宙空間に浮かんでいます!

 あなたは十二宮をその時々にしたがって引き出すことができるか。牡牛座をその子の星とともに導くことができるか。(ヨブ記38:32)
英語欽定訳(KJV)では
 Canst thou bring forth Mazzaroth in his season?  or canst thou guide  Arcturus  with  his sons?
 「牡牛座」と恒星「アークトゥリュス」では意味が全然違います。地上から天を見上げると恒星は天に張り付いたようで、その位置が定まっているように思われます。実のところ恒星はそれぞれ固有運動をもっており、独自の方向や速さで移動いています。中でもアークトゥルスはよく動く!まるで他の星座とは一緒に動かない気まぐれ者のよう。近年ではその子どもと言われる天体の可能性も言われています。

 天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。(詩篇19:1)
 神の指紋や足跡さえも人間にとって驚嘆の的なのですね。